PUPPP（妊婦性痒疹）について ①

日常 PUPPP 妊婦性痒疹

はじめまして。

私は2019年の10月に第一子を出産しました。

妊娠中に私を苦しめた「PUPPP（妊婦性痒疹）」について書き残したいと思い、ブログを始めてみました。

今同じような症状で苦しんでいる妊婦さんに届いてほしい！

 

【発症】

妊娠７ヶ月の後半頃、時期は７月下旬。

最初は両腕の内側に痒みが出始めました。見た目は赤みとポツポツした痒疹が出ている状態。

 

私は元々、５月頃からの紫外線に当たると皮膚が痒くなってしまう紫外線アレルギー的なものを患っています。（ちゃんと検査を受けたことはありません。笑）

なので「いつもの紫外線による痒疹が出た〜！でもいつもより酷い気がする…妊娠して一時的に肌質が弱っているんだろう。」と思い、とりあえず職場近くの皮膚科（初診）に行き、ステロイドを処方してもらい塗りました。

 

しかし！塗り薬を塗ったにもかかわらず痒みは引くことはなく、むしろ悪化していき、掻くのを我慢出来ないほど。だけど掻いたら悪化すると思い、ひたすら掻くのを我慢…。

この時（皮膚科に行った当日）、痒み・赤みの範囲は腕の内側全体だけ。

 

しかし！しかし！翌日、絶対に掻いていないのに、腕の内側全体だけでなく、腕の外側、二の腕、肩、首、までに赤みと痒みが出始めました。

 

さすがにこれはおかしいと思い、「妊婦　痒疹」等でひたすらググり辿り着いたものは「PUPPP」と「妊婦性痒疹」の２つ。（似ているようで違うものだと私は解釈しております。）

 

再度皮膚科（かかりつけ）に行き、「PUPPP」と診断されました。

先生も初めて見るようで、専門書を開きながら診察をされていました。

ここでもステロイドを処方してもらいましたが、ほとんど効果が感じられず…。

 

しかし、とある方法で落ち着きました。

（②に記載します。）

 

【二度目の発症・悪化】

妊娠９ヶ月の頃、時期は９月上旬。

 

ちょうど産休に入る一週間前くらいに頭皮に痒みが出始める。痒いところを触ると蚊に刺されたように腫れている感じ。

続いて、手首、手の甲、指の第三関節にも痒みが出始める。

またか…？と思いつつ、一度目より範囲も広くなく、また同じ対処をすれば治るだろうと思っていました。

 

そして無事に産休に入り、本格的に我が子を迎える準備をするぞ〜！と思っていたところ…また徐々に腕に赤いポツポツが出始めました。

いや、今度は腕だけじゃない。

首、胸、脇、お腹、背中、太もも、ふくらはぎ、手のひら、足の裏。

足の裏に関しては水泡でした。一番大きいものだと小豆くらいの大きさで、水分をたっぷり含んでいるので普通に歩くだけで破けて汁が出ていました。マジキモイ。

 

前回よりも範囲が広い！！！！！！！！

そしてめっっっっっちゃ痒い！！！！！！！！

 

顔を除く、頭のてっぺんから足の先までの痒みでした。

不思議なことに、顔には出ない。私調べによると、顔に出る人は少ないみたいです。もちろん、人によっては顔にも出ます。

 

毎日眠れない程の痒み、夜が来るのが酷く恐ろしい毎日でした。

日中は家事等をして動いていると少しでも痒みを忘れられるのですが、夜はベッドの上に寝転がっているだけだからひたすら痒みと向き合うしかない地獄なのです。

あと、歩くと足の裏の痒疹を刺激して痒くなるから歩くのも億劫になっていました。

 

見た目はポツポツ→大きめのブツブツ→ブツブツがくっついてひとつの島になる という感じに変化していきました。

 

お風呂上がりのケアでその酷い皮膚を触らなきゃいけない、見なきゃいけないのですが、それが精神的にかなりキツくて毎回動悸が激しくなり10分ほど動けなくなる という状態になっていました。

 

幸い私が出産した病院は総合病院だったので、かかりつけの皮膚科で紹介状を書いてもらい、総合病院の皮膚科で診てもらうことにしました。

 

皮膚科と産婦人科で連携を取ってもらい、塗り薬のステロイドと飲み薬のステロイドを処方してもらいました。

たしかこの時（痒み・赤みのピーク時）は37周くらいだったので、赤ちゃんは完全に出来ていて影響もほぼないから母体優先にしよう、ということで飲み薬を処方してもらいました。

 

飲み薬のおかげもあり、状態は改善していきました。

夜も眠れるようになりました。

 

【産後】

予定日２日前の健診で三度目の逆子になっていることが発覚（笑）

そのまま入院して翌日に帝王切開で出産しました。

 

手術から２日間は動けなかった為、痒くても掻けない状態でした。

というか、お腹の痛みで痒みなんて忘れていました。

 

歩けるようになり、ある程度動けるようになった頃に「痒みが圧倒的に引いてる！！！！」と気付きました。

 

産前に出来た痒疹の痒みが残っている状態で、新しい痒疹は出ることはありませんでした。

それでもまだ痒いは痒かったんですけどね…。

 

「PUPPPは産んだら治る（産まないと治らない）」という地獄のような回復方法は本当でした。

 

【産後１ヶ月】

ブツブツが出たところの痒みはまだ残っているものの、その痒みは「身体の中から感じる強い痒み」というより「表面上の軽い痒み」という感じでした。

見た目は日焼けした後みたいに皮膚が乾燥して剥がれている感じでした。赤みは一切無し。

 

しかし足の裏が厄介で、汗疱のような状態に変わっていつまでも痒かったです。（もちろん、ピークの時に比べたら雲泥の差で楽ですが。）

 

圧倒的に回復していきました。

新たな痒疹等は出ることはありませんでした。

 

 

長くなりましたが、発症から産後の状態まで簡単に書いてみました。

②ではやっていたケアを書きます。