PUPPP(妊婦性痒疹)について ②

ここでは行っていたケアについて書こうと思いますが、あくまでも自己流です。

効果の有無は人によると思いますのでご了承下さい。

 

ネットでPUPPPや妊婦性痒疹に効くものを調べると決まって出てくるのはヨモギローション(正式名称はアルテニーニローション)。

試しに一本購入し、コットンに浸してから塗ってみると…とてもスースーします。一時的ですが、痒みがグッと引きました。

 

そしてここからが本番(?)です。

私の夫は昔アトピーで肌が荒れていたらしいのですが、言われてもわからないくらいにアトピーの面影がありません。

その夫が「熱いお湯を患部にかけてみな!?」と何度も何度も言うのです。

最初は信じられなかったのですが、しんどすぎて実行してみることに。

 

シャワーの温度を46℃に設定して患部にシャワーを当てると…今までに感じたことのない、言葉では表せられない、とんでもない気持ち良さ。本当に気持ち良いのです。

そして痒みも落ち着いている!

 

同じくPUPPPで苦しんでいた人のブログに書いてあったのですが、痒みの原因となるヒスタミンという化学物質と熱の関係性にあるんだとか???

詳しいことはよくわかりませんがとにかく痒みが落ち着きます。

 

そして何度も言いますが、本当に気持ち良いです。

アトピー 熱湯シャワー」で検索するとこれが癖になっている人がたくさん居ました…。

 

しかし熱湯シャワーを浴びただけでは皮膚へのダメージが大きいので、ヨモギローションで保湿をしていました。

流れはこんな感じです↓

 

①身体を泡で出てくるボディーソープで洗って適温のシャワーで泡を洗い流す。

②シャワーの温度を上げる。私の場合、一度目の発症の時は46℃設定。二度目の発症の時は痒みが悪化したので48℃にしていました。

③患部にシャワーを当てる。気が済むまで当てる。ただ、キリがないので時間を決めるといいかもしれません。

④タオルで身体を拭いて、ヨモギローションをたっぷりコットンに浸す。無印良品の「はがして使えるコットン」が分厚くておすすめです。

ヨモギローションを浸したコットンで全身を保湿する。コットンは一度に2〜3枚使っていました。

⑥病院で処方された塗り薬を患部にベタベタ塗る。

 

という感じでした。

ヨモギローションを全身に塗るとかな〜りスースーします。全身に穴が開いたような感覚(笑)

私は痒みのピークがまだ暑い時期だったので最高に気持ち良かったのですが、冬場は寒くてキツいかもしれません…。

ただ、一時的とはいえ痒みはかなり引きました。

 

この方法は肌に結構なダメージを与えてしまう可能性があるので、試される場合は注意して下さい。

効果の有無は人それぞれです。

 

【病院で処方された薬】

▽塗り薬

アンテベート軟膏0.05% × プロペト 混合(身体)

アンテベートローション0.05%(頭皮)

 

▽飲み薬(症状の経過を見つつ、薬の量は調整しました)

クラリチン10mg

ファモチジン20mg

プレドニゾロン

 

※病院や患者さんによって治療が異なると思いますので、ご参考までに。

 

飲み薬が結構効いたかな〜と思います。

ただ皮膚科の判断だけでは飲み薬はそう簡単に処方してもらえないので、早めに総合病院に紹介状を書いてもらうことをおすすめします。

そこで皮膚科と産婦人科で連携を取ってもらいましょう。

 

 

あと、「お腹の赤ちゃんが心配で飲み薬はちょっと…」って思う方もいらっしゃると思いますが、我が子は何一つ問題なく健康に産まれてきてくれました!

4ヶ月が経った今も、健康にすくすく育っています。

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産婦人科の先生が大丈夫と言っているのなら、絶対に薬は飲んだほうがいいです。

精神的に辛い日々を送る方が赤ちゃんにとって良くないことだと思います。

 

【お守りとして持っていた即効薬】

・液体ムヒS2a(身体)

・ムヒHDクールタイプ(頭皮)

メンソレータム メディクイックHゴールド スポンジヘッド(頭皮)

 

どれもスースーして効きます。

出先等で一時的に痒みを抑制できるので持ち歩いていました。

 

頭皮用のムヒHDは液体が出てくるところが細くなっていて、ピンポイントで薬を当てられるところがとても良かったです。

メンソレータムの方はスポンジヘッドになっているので一気に広範囲に薬を塗ることが出来て、これも良かったです。

 

【洋服】

ピークの時は布が肌に当たるとチクチクしてとても痛い。丸裸で過ごしたい。が、そんなことは出来ません。

私は発症した時期が夏ということもあり、室内にいる時は基本Tシャツかノースリーブかタンクトップで過ごしていました。

 

外に出るときは、紫外線を当てたくないのと、なによりもこんな酷く汚く荒れた肌を人前に出せないということもあり長袖を羽織っていました。

 

綿100%の服を買って着る人もいるみたいですが、私は金銭的な問題で買いませんでした。

綿100%でも結局チクチクするって人も居るみたいですし…人それぞれですよね。

 

私はユニクロの「エアリズムUVカットメッシュパーカー」がまぁイケました。

個人的に苦しかったのは夏でまだよかったかな…と思います。

冬だと、「寒いのに服を着たくないけど寒い」という地獄みたいなせめぎ合いがあるんですもんね…。

 

【産後4ヶ月が経過した現在】

悲しいことに産後のホルモンバランスの変化とPUPPP発症を機に肌がとても敏感肌になってしまい、ちょっとしたことで肌が荒れて痒くなるようになってしまいました。

 

それと妊娠すると元々持っているアレルギーが強く出てしまう人が多く居る、と耳鼻科の先生に言われました。

今は花粉症のせいか、肘周りに湿疹と痒みが出ております。

 

地味にしんどいのが、頭皮が定期的に痒くなることです。

 

 

痒みって、本当に辛いですよね。

本当に本当に辛かったので、もう二度と妊娠したくないとすら思っています…。

あ、もちろん我が子はめちゃくちゃ可愛いですよ。

 

「産んだら治る!頑張って!耐えて!」とは言いませぬ。そんなこと言われたって何も救われないんですよね。

 

私は産婦人科の先生に、ピーク時のお腹を初めて見せた時に「…!これは本当に大変でしたね。辛いですよね。」という一言を言われただけで気持ちが軽くなったのをとても覚えています。

 

私と同じような経験をして苦しんでいる妊婦さんが少しでも楽になったらと思い、このブログを書きました。

 

 

 

 

※以下、PUPPP発症中の写真があります。

なかなか気持ち悪いので苦手な方はスルーしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①気付いたら全身こうなっていた。

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②ピーク。一番赤くてボコボコで痒かった。
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③薬を飲み始めて赤み・ボコボコが落ち着き始めた頃。
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④痒みもだいぶ落ち着いてきた頃。見た目は火傷のように。
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⑤産後4ヶ月経った現在。(ぷにぷに具合はご愛敬⭐︎)

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少なくとも一年は綺麗にならないと思っています…。